退職金の受け取り方法を決めた

先日、「年金所得について知る」というタイトルの記事の中で、自分の場合は、退職金を年金受け取りしたとしても、公的年金に控除があるので、一時金として受け取るよりも年金受け取りの方が受け取り額的には有利だと書いた。 https://www.blogger.com/blog/post/edit/543620180490896977/8041694997370713848 そんなことを書いているので、退職金を年金受け取りするかと思いきや、自分は退職金を一時金で受け取ることにした。 その理由は… 理由その① 60歳台はまだまだ働いているから 自分のライフプラン的には65歳までは、可能なら69歳までは自営業者として働くつもり。 そうなると、自営業者としての収入と、60歳から10年間で受け取る退職年金と、公的年金の収入が重なる期間が存在し、その間の合計所得額によっては税率が上がり、現時点で想定している納税額もアップする可能性が高いのだ。 こうなると、一時金受け取りよりも年金受け取りの方が、退職金受け取り額が少なくなるのだ。 60歳以上は退職年金と公的年金だけを頼りに生活するのであれば、退職金を年金受け取りすることも有りなのだが、自分の場合は自営業者として稼ぐつもりなので、そのことを躊躇するような気もするからだ。 理由その② 税制が変わる可能性があるから 退職所得を巡っては、22年1月から、勤続年数5年以下の従業員に対して最後に0.5を乗じて退職所得を算出する処理を廃止したばかりだ。 これだけ国の財政が悪化していると、 今後いろいろと 税制が 変わる可能性は高いと考えていた方が良いと思う。 退職金の年金受け取りを選択した後、年金受け取りに不利な税制への変更や、現在認められている公的年金の控除の廃止なんてことが無いとも言えない。 現時点の税制に照らし合わせれば、退職金の一時金受け取りより年金受け取りの方が僅かに受け取り額が多いのだが、それも確定ではないのだ。 今後の税制改革によっては逆転する可能性だってある。 だったら全額一時金で受け取ってしまった方が良いだろうと考えたからだ。 理由その③ インフレというよりスタグフレーションの可能性があるから ロシアによるウクライナ侵攻や、日本とアメリカの金利差から生まれた歴史的円安により、既に始まったインフレへの流れ。 下手をするとインフレを飛び越...