顔周りの筋肉の衰え


歳をとると人はいろいろと衰える。


自分も足の筋肉は痩せ、関節の可動域は狭まり、確実に運動機能が低下している。


おまけに鏡を見れば頭髪は白く薄くなり、顔にはシミが増え、口角が下がり、ほうれい線がクッキリと入ってしまった。


最近はウォーキングとストレッチに勤しむことで、筋肉量と関節の可動域の低下に抗ってきたのだが、顔周りについては「年相応だから…」と何にもしていなかったのだ。


ところがだ、あることをキッカケに、ほっておくと大変なことになると気付き、対策する気になった。


そのキッカケは、やたらと咽せるようなったから。


何かを飲むと、しゃべっている途中で、下手すると息を吸うだけで咽せるようになってきた。


それまでは、「何だかジジ臭せぇ」くらいに思っていただけなのだが、誤嚥性肺炎のことを知り、ことのヤバさに気づいてしまったのだ。


誤嚥性肺炎は、嚥下機能の低下から唾液や食べ物、飲み物が気管から肺に入り、それによって引き起こされる肺炎のことで、寝たきりの高齢者が亡くなる原因の多くがこれにあたるらしい。


寝たきりの高齢者になるには大分時間があるが、初老のオッさんにしては、咽せることが多すぎる。


このままじゃ絶対誤嚥性肺炎になると、将来的なリスクをヒシヒシと感じたというわけだ。


その対策を調べたら、口や舌、頬、首周りの体操やマッサージをおこなうことで咀嚼と嚥下に必要な筋肉を強化することができるらしい。


以来、風呂に入る時は湯船に浸かりながら、「あ」、「う」、「い」を大袈裟に発音する体操をしている。


これにより口周りの筋肉を強化できるらしいのだ。


以前から目の衰えを感じていて、湯船の中で視界の四隅を見て、目玉を動かす運動をしていたから、それをやった後に嚥下強化の発音運動をしている感じだ。


歳をとると、口や目と言った顔周りの筋肉も鍛えないとダメなんだな…


コメント

このブログの人気の投稿

退職からちょうど一年

口座の金がどんどん減っていく

セミリタイアした先輩達の嘆き