無理だよ35年ローン
不調の給湯設備を修理したことはこのブログに先日書いた。
https://myidealretirementplan.blogspot.com/2022/01/blog-post_10.html
幸い本体のトラブルではなかったので、修理費用は3万円弱で済んだが、これが給湯設備本体のトラブルなら数十万円は行っていたはず。
住宅ローンの残債はまだまだ残っている中、住宅設備関連の修繕費が嵩むのは正直厳しい。
とは言え、どんな物でも寿命があるので、これからも修理や交換は続いていくのだろう。
こう言ったことはある程度予想できるから、将来の負債として、以前まとめたライフプランにはちゃんと記載してあるなです。
https://myidealretirementplan.blogspot.com/2021/04/blog-post_14.html
外壁塗装や給湯設備なら15年、ユニットバスは20年、エアコン、冷蔵庫、洗濯機は10年、PCは5年周期での買替え、交換、修繕を想定してライフプランに支出を記載しているのだ。
家に関する保守費用は良いとして、住宅ローンは65歳までの雇用延長を見越して組んだから、まだまだ残債があるのが頭痛の種。
これのカタがつけば、理想的なリタイア生活に入れるのだが…
今の家を買う際は、無理のない予算内で、頭金も頑張って出来る限り入れたつもりだった。
何故ならば、せいぜい65歳の雇用延長期限までしか支払いはできないと考え、35年の最長返済期間は選ばなかったからだ。
住宅購入から時間が経った現在、65歳まで勤め続けることが無理だと思うようになり、65歳までの返済期間も厳しい現状を見るにつけ、35年ローンの無謀さが改めて分かる。
35年という期間は長すぎる。
35年の住宅ローンを65歳で完済するには30歳の時に住宅を購入しなければならないんだよね…
自分の人生を振り返ってみれば、家を買うと決意したのは40歳前のこと。
30歳の頃は家庭も無く、呑んだり食ったり、車を買ったり、日々浪費に邁進していて、貯金なんてものは存在しなかった。
30歳時点で家を買える人はどれ程いるのだろうか?
自分だけではなく、世の中の人々も同様だと考えれば、「40歳ぐらいで家を買って…」って人が普通なんじゃないの?
そこから35年ローンを組めば、完済時は75歳だ。
50歳台で会社員としての生活にピリオドを打つと決意した今の自分の状況と照らし合わせると、75歳まで安定した会社勤めが出来るなんてとても考えられない。
そもそも35年も継続する企業なんてほんのひと握りしか無く、ほとんどの会社が潰れて無くなるか、ビジネスモデルの転換とリストラを敢行しているはずだ。
雇用の面から言って、35年ローンはかなり無理があるよね。
身近にいる35年ローンでの住宅購入者に聞くと、「余裕のある時に前倒し返済をしているから大丈夫」って言う人が大半だけど、今のご時世老後資金の貯蓄だったり、嵩む教育費だったり、余裕がある時って訪れるのだろうか?
今回の給湯設備の修理だったり、家は買うだけじゃなくて保守だって必要なんだって言うことを忘れちゃいけない。
新築で住宅を購入して35年も経つと、家はボロボロ。
ボロボロになる過程で住宅ローン以外に、外壁塗装と給湯設備に3回、ユニットバスに1回、主要な家電で4回程度の支出が発生するのだ。
ザッと見積っても500万円以上はかかるでしょう。
そう言った住宅ローンの返済以外の支出も考え、ローンの借り入れをしなければ
確実に詰むんだよなぁ…
35年という長い期間では、雇用面や住宅ローン以外の支出面で想定外のことが起こり得るのだから、せいぜい20年くらいの返済期間が妥当で、その条件で買えない物件には手出し無用と言うことになる。
その意味では自分もその条件におさめられていないのだけど…
借りられる金額と返せる金額が違うって、しっかり認識して家を買ったけど、まさか50歳台で会社辞めようと思うとは、当時の自分は知りもしなかった。
今なら40歳手前の自分に対し、「その条件でローンを組むのは考え直せ!」って言うと思うのです。
だから尚更35年ローンの無謀さが分かると言うものなのですね。
そもそも雇用延長の65歳を基準に話しを進めてきたけど、定年自体は60歳というところがまだまだ一般的じゃないですか。
それで考えると、大学出て22歳で入社して定年までは38年だから、35年ローンがいかにヤバいかって分かりますよね。
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