なんか怪しい。そんなわけがない。 その2


最近よく見かける不動産投資のリノ○ーのCM


月々1万円で始められて、将来毎年98万円のリターンが得られるような内容のCMだ。


このCMを見て最初に思ったのは、毎月1万円、年間12万円、それを30年続けても累積投資額は360万円に過ぎない。


それにも関わらず、将来年間98万円のリターンが得られるなんて効率が良すぎるってこと。


リノ○ーの仕組みについて検索してみたら、こんな事らしい。

「Aiを活用して、入居率99.6%(2023年4月時点)の物件の中から選んで購入することができます。 購入した物件のローンを家賃収入で返済し、完済後は年間96万円(月当たり8万円)の家賃収入を得られる仕組み」



だよね。


そうしないと物件取得費用を賄えないよね…


月に家賃8万円得られるってことは、東京都内ならば1ルームマンションかな?


相場に詳しくないから適当だけど、都内の1ルームマンションの物件価格が2000万円だとすると、毎月1万円と家賃8万円を充当すれば、金利以外を20年くらいで返済出来る計算だ。


金利も含めれば25年くらいで完済か?


そうなれば家賃は丸々収入になる。


一見すると良さそうな話しになるが、良く考えてみるとかなりヤバい。


そもそも完済後の物件は築20年以上になるだろうから、そこから得られる家賃は毎月8万円とは行かないはず。


その間の修繕費だってかなりの額だろう?


おまけに、入居率99.6%の優良物件なんて数が限られるから、ごく初期の参入者以外には回ってこないはず。


築5年も過ぎれば空室率だって急上昇するだろう。


そもそも、2024年現在ならいざ知らず、人口減が確定している将来も、1ルーム物件にニーズがあるのか?


この話しは、時間が経過すればするほど、状況が悪化するのが目に見えている気がするのだ。


それと、今からリノ○ーのスキームに乗っかって投資を始めたとしても、20年後にリノ○ーという企業は存在するのだろうか?


って考えると、あんまり手を出すもんじゃねーなって思うんだよね。


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