銀行は誰の為に存在するのだろう?
4月と言えば、新しい期の始まりであり、新しい環境での生活が始まる人も多いだろう。
大抵のことが一新される時期なのだ。
非会社員にとっての4月は、年金の納付通知が送られて来る時期でもある。
年金だけじゃない。
固定資産税やら自動車税やら、納付しなければならない税金の納付通知も送られて来るから頭が痛い…
会社勤めをしていた頃には、年金は給与から天引きされていた。
固定資産税と自動車税しか自分で支払っていなかったので負担感は少なかった。
でも今は、年金も自分で支払わないとならないから、負担感がめちゃくちゃ大きいのだ。
今手元にある納付通知を見ると、二人分の年金と固定資産税、加えて自動車税で、ざっと60万円くらいある。
とは言え、グダグダ言っていたところで、払うもの払わなければ、もっと酷い目に遭うことは分かっているから、さっさと支払うに越したことはない。
ということで、これらを支払うための金を銀行ATMに下ろしに行き、大金持ったままウロウロするのも嫌なので、次いでに銀行の窓口で支払おうとしたら、銀行内の手数料一覧表示に、税金などの支払手数料が記載されているのを見つけた。
3万円以上だと一件あたり800円以上かかるようだ。
年金二人分と固定資産税、自動車税を振込なので、4件分の支払手数料だけで3500円くらいになる。
この金額も妥当なのかと一瞬考えたが、すぐに銀行から出て、数件先のコンビニで支払うことにした。
銀行だと3500円程度の手数料がかかるのに、何ら手数料を取られることなくコンビニでは支払えるから。
コンビニでは無料なのに銀行では有料。
果たして後者を選択する人はいるのか?
ここで思い出したのは、事業用の口座を作ろうとしたら信金に断られ、地銀では面倒くさい手続きを求められて断念した時のことだった。
銀行は万人への提供サービスとして掲げていながら、利幅が少なくやりたくないことの依頼や、大した利益を産まない客を程よく追い返すことを平気でする。
銀行にとっては、優良顧客だけいればいいのだろう。
ところで、現在の銀行の優良顧客って何?
大企業の資金需要が社債発行などの直接金融に移って行った時代に、銀行はこぞってリテール重視を掲げてはいなかったっけ?
そうだとばかり思っていたのに、最近続く銀行からの仕打ちで、銀行から見える自分の価値に対する認識が今回改まった。
まぁ自分は優良顧客ではないと見做されたってことなんだよなw
では、銀行が向き合いたいと考える優良顧客とは誰なんだろう?
多分、住宅ローンとかを利用できる、信用度の高い優良企業の会社員しか相手にしたくないんだろうね。
でも、そんな個人の優良顧客って今後も安定的に存在するのかな?
中流が減り、下流と富豪に分かれていくとされるこれからの日本に、どれほど個人の優良顧客が残っているのだろうか?
企業への資金貸付需要は減り、面倒くさい個人客の口座開設は断り、他所ではタダのことを有料でしかやらない銀行は、そんな時代に今のまま生き残って行けるのだろうか?
残された道は、富裕層に支持される以外ないよね。
だとすると、そうではない自分は、銀行の眼中にはない。
だから、そんな自分は今後の銀行に対して、常に不満しか感じないはず。
ということがわかったから、期待するだけ無駄の銀行とは、必要最小限しか関わらないとした方が良いと悟った本日の出来事なのでした。
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