日経平均株価がバブル期を越えらしいけど・・・
2024年2月22日の終値で、3万9098円となり、 バブル期につけた最高値(3万8915円)を34年ぶりに更新した日経平均株価。
バブル期を知る者としては、株価は常に冴えないものだったのに、いつの間にバブル期を越えちゃったんだな。
でも、この株高には、なんだか違和感しか感じられないのだ。
その理由は…
バブル期は株価も高かったけど、実質的な購買力も高かったよね。
当時は住宅価格は手が出ないほどに上がったりしていたから、今より一概に物価が安かったって訳じゃないけど、消費税も無いに等しい状態だったし、ボーナスは非課税だったし、税金も社会保障費も今ほど高く無かったからね。
スマートフォンもインターネットも無い時代だったから、通信費も固定電話代くらいだったしな。
預金金利だって結構高かったし、将来の不安なんてものは微塵も感じられなかった時代だ。
だからみんなの物欲や購買力も今と段違いだったね。
翻って、今の株価高は株価だけ高いんだよね。
賃金は未だほとんど上がってないし、年金や雇用に対する不安は払拭されていない。
最近だって、イトーヨーカ堂、オムロン、ワコールといった、名の通った企業のリストラのニュースがあったばかりだし。
将来の不安しかないのに、株価だけ高い今の状況ってどうなんだろう。
素人の俺からすると、現在の状況は、昭和バブル期と異なり、実質的な日本経済を反映していない株高だと思うんだ。
株に関して、自分は才能が無いので、断定的なことは言えないけれど、今の株高は、円安を背景とした日本株の割安感、それを受けてバルブ崩壊した中国から逃避した資金の流入、加えてNISAなどで煽られた個人投資家の増加ってことが大きな要因なのだろうと理解している。
だとすると、政府は円高には振りたく無かろうし、NISA煽りもやめられないはず。
でも、政府の思惑だけで為替を管理することは無理だろうから、いずれ円高の局面を迎えることもあるだろう。
そうなれば、当然海外勢は、一旦利確するだろうから、今回の株高ってそんなに長く続かない気がするんだよね。
為替が円高に振れた時が、今回の株高の終了の合図なのかな?と思っています。
今回の株価上昇の流れに乗り遅れた自分は、今現在全くポジション取りをしていないので気楽だけど、このまま円安が続けば、自分の資産価値を毀損してしまうので、いつか株式市場に参加する必要があると思っている。
それは今回の株高が終わった後を待つしかないのだろう。
そんなことを考えています。
でもなぁ〜、俺の予想は当たったこと無いからなぁ…
全く自信ないよね。
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