CIAの妨害工作マニュアルに該当する我が社


 第二次世界大戦中、敵国に潜入しているエージェント向けに、CIAの前身組織がまとめた妨害工作マニュアルがある。

 

いかに敵国組織の意思決定を遅らせ、それにより連合国側が勝利するという目的で作成されたマニュアルだ。

 

その抜粋が以下なのだが…

  1. 常に文書による指示を要求せよ。
  2. 誤解を招きやすい指示を出せ。意思統一のために長時間議論せよ。さらに、出来る限り不備を指摘せよ。
  3. 準備を十分行い、完全に準備ができているまで実行に移すな。
  4. 在庫がなくなるまで、注文をさせるな。
  5. 高性能の道具を要求せよ。道具が悪ければ良い結果が得られないと警告せよ。
  6. 常に些細な仕事からとりかかれ。重要な仕事は後回しにせよ。
  7. 些細なことにも高い完成度を要求せよ。わずかな間違いも繰り返し修正させ、小さな間違いも見つけ出せ。
  8. 材料が適切な場所に送られない工程とせよ。
  9. 新人を訓練する際は、不完全でいい加減な指示を与えよ。
  10. 能力に見合わない不釣合な昇進を行い、有能な者は冷遇せよ。
  11. 重要な決定を行う際には会議を開け。
  12. もっともらしく、ペーパーワークを増大させよ。
  13. 通達書類の発行や支払いなどに関係する決済手続きを多重化せよ。すべての決裁者が承認するまで、仕事を進めるな。
  14. すべての規則を隅々まで厳格に適用せよ。 



我が社(って言っているけど、先月末で退職した会社)に照らし合わせると、該当する項目が多々ある。

 

13711121314は、「これって我が社のことだよね?」って思うくらい、バッチリ該当するし、210もよくあることだったな。

 

14項目の内9項目が合致するなんて、我が社はCIAのエージェントが潜む、アメリカの敵対組織なのか?笑

 

思うに、我が社はミスに対して厳格で、それであるが故、自主的にルールや基準を厳しくして行き、結果的に意思決定がどんどんと遅くなってきた感じ。

 

俺が入社した頃は風通しの良い会社だった気がするけど、今じゃ何するにも時間がかかり、かけた時間の割りに無難でパッとしない事業計画が採択され、結果的に上手く行かず、競合の後追いしかしていない。

 

ここ10年で、ミスしたら負け、社内政治ありきの負けるべく組織になった気がするんだな。

 

一度そうなると元に戻るのは至難の業。

 

誰か強力な改革者でも現れない限り変われないだろう。

 

辞めちゃった俺が言うのも何だが、後輩達のことを考えると、このままじゃまずいと思うのですよ…

 

さて、我が社に改革者は現れるのか?

 

今の上層部を根こそぎ切り捨てくれるような強力な改革者が現れて欲しいものだな。

 

まぁ、もう俺には関係ないけどね…

 

 

 

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