厳しい管理職登用 今の若い奴らはちょっと可哀想だ



ついに3月に突入。


3月ともなると、来期の体制についての内示があるのは例年通り。


次年度の部署構成や人員配置、昇格降格が明らかになるのだ。


3月末に退職する自分の名前は、当然そこにはないので、これを機に退職するってこともモロバレ。


今後、残務整理のため出社すれば、顔馴染みから「辞めるんだって?」と聞かれることが激増すると思われる。


さて、来期体制を改めて眺めてみると、管理職に上がった人間がかなり少ないのに気付く。


そろそろ管理職になるのだろうと自分が思っていた奴らの殆ど昇進していなかったのは驚き。


自分が課長級に昇進した頃は、ライン以外に「専門」とか「代理」とか付いた課長級のポストが存在し、一定の年齢になれば、管理職昇進一歩手前の人間の7-8割は昇進した。


この時昇進出来ない残りの2-3割がふるい落とされる感じだったけど、最近はラインの課長職しか存在しないので、限られた人数しか、管理職に登用されない。


7-8年前に、適正な管理者比率が議論され、部下無しの管理職ポストを廃して以来、管理職登用は厳しくなったのだ。


課長に昇格してもおかしくない年齢で、能力面でも昇格対象者の中において上位2割に入るであろうと思われる者であっても、昇格できていなかった。


むしろ、「えっ?この人が?」という感じの昇格者もいたので、どういう基準で選考されたのか理解に苦しむね。


自分としては、会社は「仕事ができる」、「仕事ができない」で管理職を選んでいないんだと理解した。


今の状況は、何をすれば評価されるのかがわからない成果主義って感じかな…


これでいいのだろうか?


リーダーとして現場で業務を引っ張っている奴らが評価されない会社ってどうなんだろう?


だから、管理職一歩手前の脂が乗り切っている現場のイケてるにーちゃんねーちゃんが、登用されないのことで悩んで辞めてしまったりするんじゃないの?


そんな先輩たちを見ている若手だって、この会社にいてもどうなんだろう?って悩んでいないだろうか?


組織のスリム化はされたが、会社にとって大切な、この先まだまだ会社に貢献してもらわなければならない40歳前の中堅社員達のロイヤリティもスリム化してしまった今の人事制度が、このままで良いわけが無いと思うのですよ。


自分はもう辞めてしまう会社だが、若い社員にとってはこれから長い期間勤めるだろう会社だ。


地道に頑張っている者が、きちんと評価される会社であって欲しいと思うな…


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