年金制度により失われる職業の多様性


国民年金の支給額は満額で月6万5千円弱。


この金額だと、仮に夫婦二人で倍額となっても、生活していくのは厳しいだろう。


畑でも持っていて、食うに困らないとか言った状況でも無い限り、厚生年金の加算がなければ老後の生活が立ち行かないと思う。


だから今の若者は厚生年金を得るため、企業の正社員を目指す選択を取らざるを得なくなり、結果として「自営業に就く人は減る一方なのでは?」と思っている。


おまけに、大資本のチェーン店やネットショップに駆逐され、個人商店は街から姿を消してしまった状況を見ると、会社勤めではなく、個人事業主としてスモールビジネスを立ち上げるなんてことは怖くて出来ない。


そんな構図が見て取れる。


だから、年金制度だけが、それを加速しているとまでは言わないが、職業の多様性を失わせる要因の一つにはなっていると思うな。


自分は、会社員を退職したら個人事業主となるつもりだ。


それを選択できる背景には、30年以上会社員をやっていて、定年まで勤める場合に比べたら少ないかもしれないが、それでもそこそこの厚生年金を得られるからなのだ。


若い内から、ずうっと自営業で、個人年金の積立が出来なければ、老後の生活はかなり厳しいと思う。


ってことだから、昨今の個人事業主の大半が≒年寄りなんだろうね。




コメント

このブログの人気の投稿

退職からちょうど一年

口座の金がどんどん減っていく

セミリタイアした先輩達の嘆き