衰える肉体と伸びる退職年齢
今の世の中、人生100年で70才定年時代到来とか言われているけど、そんなのは到底無理だろうと思っている。
自分は未だ50歳台前半だけど、とてもそんなことが可能とは思えない。
と言うのも、最近は夕方薄暗くなると、目の焦点が合わず、パソコンの文字が読めなくなるし、たまに出社すれば2日は疲れが抜けない。
血圧は高いし、膝の関節もたまに痛む。
夜頻繁に目が覚め、眠りの質が悪い時は集中力が途切れがちになる日もある。
そんな自分が、60歳台に突入した頃、今と同じパフォーマンスを発揮できているはずは無いだろう。
そもそも会社まで通う体力があるのかどうかも分からない。
そんなことを考えれば、60歳台で会社に在籍できていたとしても、何とかやっとお勤めを果たせている程度だろうと思うのだ。
だとすれば、65歳まで雇用維持を企業側に求めるのも酷な話しだよな。
だから、パフォーマンスが落ちるロートル社員を雇い続けるならば、待遇は下げるのは当たり前となるのだろう。
とは言え、待遇を下げられる側は、そのことを頭では分かっているつもりでも、心はついて行けず、モチベーションが低下するのも無理はない。
結果、パフォーマンスもモチベーションも落ちたロートル社員を抱える企業、待遇もモチベーションも低下したロートル社員、両方不幸になると言う訳だ。
何でこんな状況に陥っているかと言えば、年金支給開始年齢の後ろ倒し以外に原因は無く、財源に無理がある年金制度のツケを企業が支払わされた結果、ロートル社員に皺寄せが来ているだけなのだろう。
65歳以上の雇用維持は企業にとって土台無理な話しなのだから、55歳前後の役職定年、60歳の定年を機にあの手この手で追い出そうという力学が働くのは妥当な話しだ。
自分にもこれからどんどんと追い出そうと圧力は強まるはずだ。
だから自分は「いつまで会社勤めをするのが得策なのか?」それを見定める必要を感じていた。
- 役職定年を機会に辞める。
- 早期退職優遇制度適用年齢上限で辞める。
- 60歳の定年まで勤めて辞める。
といったことを会社を辞めるタイミングの候補としてしている。
新たな稼業に就くのであれば、一番年齢的に若い役職定年時点がベストだと考えているが、老後資金の面ではまだまだ不安で、早期退職優遇制度適用年齢上限で辞めるのがベストだと思っている。
定年まで粘ると、厚生年金受給額と退職金非課税枠が拡大し、生涯年収の面ではプラスだが、早期退職優遇制度での退職金加給が無くなるので退職金の額自体は減額になる点と、新しいことに取り組む点ではジジィになっている分不利になる。
と言うわけで、役職定年以上早期退職優遇制度適用年齢上限未満が退職の最適時期と考えているのです。
確かに平均寿命自体は伸びているのかもしれないけれど、流石に100歳までは生きられないし、75歳以上の後期高齢者からは体の自由が効かなくなるのだから、早いうちに、会社員としてではなく、興味あることを稼業とした自営業でリスタートし、それによる生活基盤を築きたいのです。
ても、老後資金を考えると、未だ会社員を辞められないと言うのが今の自分の姿なのです。
あと少しフォローの風が吹けば良いのに…
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