会社員を辞めた後の稼業はどうする?その6 時給換算効率で考える


ここで言う時給換算効率とは、一時間当たりに換算した給与、ないし収益のこと。

 

時給で支払われるアルバイトは、時給=時給換算効率となるし、ボーナスが支払われる正社員なら、年収/年間総労働時間が時給換算効率となる。

副業なら、収益/その収益を得るにかかった時間が時給換算効率ってことだな。

 

先ずは、男性50歳代正社員の時給換算効率はどのくらいになるのか?を考えてみた。

 

経団連が2020年に行った調査結果を見ると、「20002100時間未満」が一番多く41.0%を占め、次いで「21002200時間未満」23.1%となっている。

 

http://www.keidanren.or.jp/policy/2020/081.pdf

 

男性50歳代の平均年収を国税庁が毎年まとめている「民間給与実態統計調査」の平成29年版の結果から求めると、680万円くらいなので、680万円/2100時間=3238円が一般的な男性50歳代正社員の時給換算効率と言って大丈夫だと思う。

 

https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2017/pdf/001.pdf

 

私の住んでいるエリアのフリーペーパーや求人誌をざっと見ると、一般的なアルバイト時給は1020円くらいだから、一般的な男性50歳代正社員なら時給換算効率はその3倍以上だ。

 

まぁ当たり前の結果で、予想通りと言えばそうかもしれない。

 

カネだけ考えたら正社員を辞めるべきじゃないだよな。

 

次に理想的退職計画で導き出している月収30万円(手取り25万円)を時給換算効率で考えてみた。

 

仮に週に58時間フルタイムで働くと、一月8時間×22日で176時間勤務となる。

それで月収30万円を稼ぐには、時給1706円必要だ。

少し楽したいから、週48時間フルタイムで働くと、一月8時間×17日で136時間勤務となれば、それで月収30万円を稼ぐには、時給2205円必要となる。

 

以前も書いたが、アルバイトだけで理想的退職計画を実現することはできない。

でも、転職してまでフルタイムの会社員はやりたくないのだ。

 

だとしたら、残るは自営一択。

 

その昔1ヵ月間だけ、夜間と週末を使って副業的に背取りをやったことあり、その時の収入は10万円にもならなかったと以前書いたが、その時も夜間と週末そのことにかかり切りになっていた訳じゃなく、使った時間は精々20時間くらいで、時間効率にしてみると1時間当たり5000円だからこれが一番良い。

 

仮にそれを稼業として、フルに1カ月やっても20万円を超えるかどうかと言った感じにはなりそうなので、自営業開業当初不足分をアルバイトで補うって言うのが唯一現実的な手なんじゃないでしょうか?

 

3日好きなことを軸とした自営業を行い、後は週2日アルバイトとすると、アルバイトで月に一日8時間×9×1020円=73440円の収入となるから、自営業で23万円を稼げば良いとなる。

 好きなことを軸にした自営業でそれなりに稼げるのならば、アルバイトの比率を下げる。

もしくはもうやらないという選択も有り。


さぁーて、少し行けそうな気になって来たぞ。

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