考課という茶番
『茶番(ちゃばん)とは、簡単に底が割れる(筋道や結果や魂胆が見え透いている)ような馬鹿げた振る舞いを意味する表現。「茶番劇」ともいう。もしくは、「茶番劇」を略して「茶番」とも解釈できる。』
会社には年に2回ほど、個人の貢献度や業績を評価する機会がある。
会社員の通信簿、考課ってやつだ。
6か月間で何を成し遂げ、何を達成できず、期初に設定した目標をどれくらい上回ったのか、もしくは下回ったのか、だから自分の評価は「これ位にして下さい!」って所定のシートに書き出して提出し、それを基に上司と面談するのだが、自分はこれが大嫌い。
自分の考課も嫌だが、部下の考課はもっと嫌いだ。
その理由は、目標を上回った部下に高い評価が与えられないことも多々あるから。
仮に自分の部下が目標を上回ったとして、高い評価を付けて上にあげる。
その通りの評価が最終的に得られれば良いのだが、せいぜい平均を少し上回る程度の評価しか得られない。
自分が付ける評価など何の意味もないことが、ここ数年で分かって来たからだ。
自分も部下もこの時期忙しい中、お互いに時間を割いて、自らの評価をまとめ、面談をしたところで、その結果はいつも「どうして?」としか思えないものが返ってくる。
やっても意味が無い、予め結果が分かっている、正に茶番としか言いようのないことが繰り広げられるのが嫌なのだ。
それと、自分の部署に良い評価をもたらせない、自分の無力さを毎度思い起こさせるのも嫌な理由だ。
経営陣イチオシの花形部署は、赤字垂れ流しでも高い評価を得ている人間が多くいるのは、評価の部署別分布を見ても一目瞭然。
茶番と言うより他ない考課と面談をしなければならないこの時期はいつも憂鬱になるのだ。
そもそも何を成し遂げようが、何をアピールしようが、既に成績はきまっている感じがする。
酷いときは目標を上回った時でさえ、平均の評価だったしな…
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