ささやかな癒し
古物商の申請許可は未だ下りていない。
自分の意志に反して、本格的な開業に至らない日々は、ただただ焦りしかない。
そんな中では、心もささくれていく。
そのような日々を少しでも改善するのは癒しなのだ。
業務用に使う書類入れや雑貨類を探しに行った100円ショップで見つけたのはこれ。
黄色いアヒルちゃんたち。
今夜はこの子達を風呂に浮かべて入浴するのだ。
そんなことを思い浮かべるだけで、なんだかウキウキするじゃないか。
「オッサンが、何を寝惚けたことを言っているのだ?」なんて思わないで欲しい。
オッサンだって癒しが欲しいのだ。
ましてや、思うがままに前進できず、焦りしかないオッサンには癒しが必要なのだ。
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