某オレンジのカー用品店でされた杜撰な作業から思うこと

 


ちょっと時間を持て余した本日、愛車のエンジンオイル交換でも…と思い、近所の某オレンジのカー用品店に行ったのだ。

 

交換用の新品エンジンオイルを4リッター缶で購入し、その際にオイルを上抜きにするか、下抜きにするかと希望を聞かれて、店にお任せとした。

 

愛車がピットに運ばれるまで、ガラス張りのピット作業待合室でコーヒーを飲みながら待つこと40分。

 

漸く我が愛車がピットに入って来た。

 

その後、ガラス越しのカウンター席に座りながら、エンジンオイル交換作業の一部始終を見学していたのだが…

 

我が愛車担当の年若いピット作業スタッフは、オイルの上抜きを選択し、ボンネットを開けて、オイル抜き取り装置を接続したのだが、どうやら上手く抜き取りが出来ない感じ。

 

後から隣でオイル交換作業を開始した軽自動車の方が早く抜き取りが完了する始末。

 

いつまで経っても我が愛車の抜き取りオイル量は増えず、隣で作業していた軽自動車の抜き取りオイル量より少ないままだった。

 

さて、この状況をどう打開するのか?

 

我が愛車担当のピット作業スタッフの次の一手に注目していると、オイル抜き取り装置の接続を外した。

 

オイルの下抜きに切り替えると思っていたら、傍に置いてある新品オイル4リッター全量入ったオイルジョッキを手に取ると、エンジン上部のオイル注入口から、凡そ半分の2リッターくらいの新品エンジンオイルを注いだ。

 

その後、またオイル抜き取り装置を接続し、オイルを抜き取り始めたのだ。

 

なんのことはない、古いエンジンオイルを全量きちんと抜き取らないで、新品エンジンオイルを入れてから、再び上抜きでオイルを抜き取り、最後に新品オイル半分を注入して帳尻を合わせようとしているのだ。

 

新品のオイルで汚れを中和しているけど、これでは新品エンジンオイル3/41/4の汚れたエンジンオイルになってしまう。

 

これは自分の望むエンジンオイル交換ではない。

 

そこで、後で言い逃れされないように、この状況をスマホで撮影し、店のちょっと偉い人に話してみた。

 

「こちらの店舗でのエンジンオイル交換の手順は、古いオイルを残したまま行うものなのでしょうか?」と聞いてみたところ、当然そんなことは無く、当たり前だが、直ぐに謝罪され、新たに新品のエンジンオイルを用意してもらい、あらためて下抜きした後全量交換してもらったのだ。

 

結局某オレンジのカー用品店にいたのは2時間あまり。

 

こういう事が無ければ、半分の時間で済んだはずなのに…

 

それにしても、作業の一部始終見ていたから気づいたけど、途中目を離していたら、こういう杜撰な作業がされていてもわからなかっただろう。

 

自分は自らエンジンオイルの交換をやったこともあるので、今回の手順の酷さがわかるけど、車の整備に詳しくない人なら、今回のような作業が適切でないと、全く気付くことはないだろう。

 

その時ピット作業待合室には、自分以外に10人くらいの客がいた。

 

地声の大きな自分が喋っていたのだから、事の次第はそこにいた人達にも知られてしまったに違いない。

 

一人のピット作業スタッフの手抜きに過ぎないとは言え、某オレンジのカー用品店とってもあまり良いことじゃ無かったはずだ。

 

だから思った。

 

「やっぱり社員教育って大事だよねぇ」と。

 

顧客への提供サービスの手順を適当に解釈して、自分にとって最適な手順にしちゃ駄目なんだよね。

 

その手順を見ている人は必ずいるのだから。

 

自分がこれから人を雇う身になるとは思えないけど、改めて自分も気をつけようと思った某オレンジのカー用品店での出来事なのでした。

 

 


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