会社を辞めやすい人、辞めにくい人 セミリタイアしやすい人物像とは?


前回の記事で、「会食した人たちの中には、近々会社辞める人や、会社辞めたい人がチラホラいた」と書きましたが、それらの人々から聞いたことを主に、会社辞めやすい人と、そうでない人の話を今回は書いてみたいと思います。

 

セミリタイアに関する話にしたいと思っているので、3-40歳代で転職した人の話は今回外し、50歳代の人達の話を中心にしています。

 

会社を辞められた人達や、近々辞める人達からの話をまとめると、それらの人達は会社を辞めても生活していける目途が立っているから辞めています。

 

まぁ当たり前っちゃ、当たり前の話ですよね…

 

ただ、その人達が会社辞めても生活できる理由はいくつかあります。

 

それらを挙げると、以下のような感じです。

 

     本人もしくは親に財産がある人

     収益物件等からの副業収入がある人

     配偶者が正社員の人

     住宅ローンと教育資金の目処がたっている人、もしくは払い終えた人

 

先ず、①の本人もしくは親に財産がある人ですが、実に羨ましいです。

 

頑張って老後資金を既に貯め終えたという人もいましたが、どちらかと言えば、夫婦ともに一人っ子で、それぞれの親が首都圏に持ち家を持つというのがこのパターンです。

 

ひところ、老後資金には2000万円必要という話がありましたが、このパターンの人達は、親の不動産を相続すれば、その条件を軽くクリアしているので、退職金を生活費として使い果たしても問題ない。

 

だから50歳代でセミリタイアに踏み切れるのだと思います。

 

 

次に②の収益物件等からの副業収入がある人

 

この人達も羨ましい。

 

これらの人達は、会社員という本業を辞めてしまっても、生活するには困らない副業からの収入があるので、退職金を老後資金として辞めることができるのです。

 

 

意外だったのは③の配偶者が正社員の人達。

 

このパターンの人達は①②の人達よりも堅実な感じがするのです。

 

稼ぎが2馬力であるが故、貯金もしっかりあるだけでなく、厚生年金が二人分あるのが強みなのです。

 

年金が今後減額されたとしても、厚生年金2倍ならば、それだけで老後の生活を賄うことが出来そうですし、このパターンの人達は堅実な人達が多いみたいなので、貯金もしっかりしているようです。

 

だからセミリタイアに踏み切れるのでしょうね。

 

むしろ、これまで夫婦ともに働き続けてきたからこそ、早めにセミリタイア生活に移行して、夫婦で人生を楽しんで行きたいという話もありました。

 

 

最後の④に関しては、この条件だから会社を辞められるというわけではなく、会社を辞められない理由をクリアしているというものです。

 

 

では、逆に「会社を辞めることは出来ない」と言っている人達から聞いた、その理由を挙げてみると…

 

     住宅を確保できていない

     教育資金の目処がたっていない

     年金が少ない

といったことでした。

 

賃貸住宅に住んでいて、収入が減ると家賃が払えない、もしくは持ち家だけど、住宅ローンの完済までまだまだ時間がかかるという人が大半でした。

 

また、同様に「子供が高校生・大学生で学費の負担が大きいから、今はまだ会社を辞められない」言う人も多かったです。

 

会社を辞められない理由の①②に該当する人達は、実は住宅関連と教育費の確保が済んでいないばかりか、老後資金の確保も完了していない人も多く、中には「あればあるだけ使ってしまう」という、支出コントロールができていない人もいました。

 

最後の年金が少ないという人達の多くは、一人暮らしや配偶者が専業主婦やパート勤務という人達です。

 

年金定期便に記載されている将来の支給年金額が分かっていて、その金額では生活が厳しいと認識しているが、未だ老後資金が確保しきれていないという人達です。

 

その分、多くの老後資金が必要なのですが、それが貯められていないから、会社を辞められないということなのでしょう。

 

 

これまで書いたことから考えると、親に目ぼしい資産が無く、一人暮らし、もしくは配偶者が非正社員で厚生年金がなく、将来の年金受給額が少ないという人が一番セミリタイアすることが難しいのだと思います。

 

その条件に合致する人は、早めに老後、住宅、教育の資金確保を完了することが必要なのでしょう。

 

逆に、会社を辞められる人の4つのパターンを見ると、③夫婦共に正社員で、①親に何某かの資産がある人は結構多いと思うのです。

 

このパターンに該当するのであれば、セミリタイアしやすいと思うので、自身の老後をそれほど悲観しないでも良いのではないでしょうか。

 

 

さて、そういう自分はどうかと言うと…

 

住宅ローン完済の目途と、教育費の確保は辛うじて完了しています。

 

親の資産は極々少ない上に、兄弟で分ける必要があるので、それをもって会社を辞められるわけではないですが、0ではないのが有難いです。

 

ブログから本業以外の収入が入って来ていますが、雑収入としての申告が不要な程度の金額しか得られていないので、まったく充てにできません。

 

そもそも自分の場合は、自営業への転職なので、セミリタイアじゃないですからね。

 

自分がリタイアできるのはいつなのでしょうかね…

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