騙されちゃいけない、退職金金利優遇口座の裏側
退職金を受け取った人だけが使える金利優遇口座がある。
大金を預けても利子などほぼ付かない普通口座の金利と比較すると、段違いに高い特別な金利が適用される口座だ。
各銀行の退職金金利優遇口座の情報を見ると、金利7%なんてところもある。
昨今の状況に照らし合わせると驚きの金利だ。
自分もこれを使わない手はないと思い、どこの銀行にすべきか調べてみたのだが…
これが曲者、地雷ばかりで高金利を額面通り受け取ると痛い目に遭う。
先ず、特別金利適用期間が短い。
全ての銀行の金利優遇期間は3ヶ月と横並び。
7%って高金利は年利だから、思ったほどの利息が付かない。
次に、投資信託の契約が必須となっている口座が殆ど。
この投資信託が曲者で、毎月毎月手数料をとられるので、高金利である当初3カ月間も得られるのは、利息からこの手数料を引いた額に過ぎないし、普通の金利が適用される3ヶ月以降はただただ手数料をとられ続けるのだ。
運用が上手く行っていれば、その手数料も気にならないが、最近の様に右肩下がりの株価の状況なら、運用損に加えて手数料をとられて元本割れは目に見えている。
そんな状況で投資信託を買うことを義務付けられている退職金金利優遇口座を選ぶ理由はない。
中には投資信託購入を義務付けていない口座もあるのだが、そうなると金利は1/10の0.7%くらいになってしまう。
まぁ0.7%の金利でも十分高いから、自分はたぶんそういった口座を選ぶことになると思うな…
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